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リフォーム実例 第10回 【消雪パイプ】
圧雪道路 消雪パイプが入った道路
  【消雪パイプがなく圧雪されただけの道路】    【消雪パイプが設置され、積雪がない道路】

【消雪パイプとは・・・】

 消雪パイプ(しょうせつパイプ)は、道路に埋め込んだパイプから路面に設置したノズルを通して地下水を噴射する除雪・融雪装置です。かつては、除雪をするにも雪のやり場がなく、うず高く積もった雪の処理に困り、通行に支障をきたしていましたが、この消雪パイプのお陰で冬場も夏と変わらない路面状態となっています。
 新潟県上越・中越エリアの地下水温平均は12~13℃。地下水で解かすことはもちろん、地下水で周辺の空気を暖め「雰囲気温度」でも解かしています。意外にも新潟県の最低気温の平均は、氷点下を下回る地域が少ないため、凍結の心配などがなく昭和30年代~現在まであらゆるところで利用されています。北海道や東北地方など気温の低いところでは、消雪パイプよりもロードヒーティングの方が主流のようです。
 そんな消雪パイプを自宅にも!と、敷地内に設置する家庭も多くなり、様々な商品が販売され、各家庭に合った方法で利用されています。

塩ビ管消雪パイプ 融雪ホース
【塩ビ管による簡易消雪パイプ】
軽量で腐食に強い塩ビ管を使用した、
簡易消雪パイプ。
2mm程度の穴を開けて自作も可能です。
建物の外壁に取り付けて
上から噴射させたり、傾斜地に有効です。
【融雪ホース】
ただ蛇口に繋ぐだけ!
車の乗り入れで乗り上げても問題なし。
たとえ凍結しても解ければ元通りなので、
車庫の入口などに多く敷かれています。
シーズン毎の敷設の手間も少ないです。
塩ビパイプ  4m  798円~
※1m~販売されています。
継手         約30円~
融雪ホース  3m  2,780円~
※3・5・10mから長さを選べます。
*地盤沈下の激しい地域では、市の規制により井戸を掘ることができない場合もあります。
*ボーリングによる深い井戸の場合は、さく井工事、水中ポンプなどは費用がかかります。
*消雪パイプを自作する場合は、通路となる場所や雪の溜まりやすい場所をよく観察し、
  計画的に設置して下さい。
▼バックナンバー
第1回「須川様宅リフォーム」(2010年9月) 第2回「トイレ」(2011年春)
第3回「フローリング」(2011夏) 第4回「外壁」(2011秋)
第5回「塗り壁・土間」(2011冬) 第6回「浴室・台所」(2012年春)
第7回「天井」(2012年夏) 第8回「Ⅰ様宅リフォーム」(2012年秋)
第9回「雪囲い」(2012年冬) 第10回「消雪パイプ」(2013年春)
第11回「サッシ・襖」(2013年夏) 第12回「白アリ駆除」(2013年秋)
第13回「薪ストーブ」(2013年冬) 第14回「車庫」(2014年春)
第15回「茅葺屋根」(2015年春) 第16回「畑の開墾」(2015年夏)