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【田舎暮らし始めました♪】vol.12「H様ご夫婦」

千葉県から、新潟県十日町市(川西)へ移住。
ご夫婦(60代)が暮らす田舎暮らし。

田舎物件を購入したきっかけは、なんでしたか?

ご主人:友人にも「なぜ?」とよく聞かれますが、私にとってはなんの不思議もなく当たり前のことでした。生まれが佐渡なので、自然の中での生活の良さを知っていましたし、若い頃は山岳会に入り登山、千葉に住むようになってからも子どもたちを連れてキャンプやハイキングをしたり、自然と触れ合うことが好きでした。

奥 様:私は、主人の希望に付いてきたという感じです。昨年の春、私の退職を待ってもらい移住。直前まで働いていましたので、田舎でののんびりした生活に馴染むまで正直時間がかかりました。掃除や洗濯など、日々の家事が済んでしまうと何もすることがなくなってしまうように感じていたのです。

左:お孫さんへのプレゼントで制作した木のおもちゃ

クリスマスツリーも!

右上:自宅周りの雪壁にキャンドルを。

右下:奥様が編んだレース

田舎暮らしの楽しみは?

ご主人: 畑や木工、月に二回の俳句会など好きなことをする毎日です。心配してくれる友人や子どもには「(良い意味で)非効率で無責任な生活をしているんだ」と言って笑っています。作業中のゆったりした休憩も、非効率なようで周りの方と分かり合うための大切な時間でした。そして、自分たちで作る畑の野菜や加工品は教えていただいたり調べたりしながら、自分たちの好きなようにできます。失敗しても問題なし!無責任に楽しむことができる!田舎だからこそ味わえることだと感じています。

奥 様:移住した年がちょうど『大地の芸術祭』の開催される年に当たり、スタッフとして働いたり、作品を見て回ったり、十日町を深く知るきっかけにもなり楽しかったですね。今は、道の駅で週二回働いています。初めの頃は、長く感じた田舎時間も今では、気分転換したりしながら少しずつ自分なりに楽しめるようになってきました。

移住後、驚いたことや感じていることはありますか?

ウェブカメラ収穫した大根や柿

晴れた日は、冬に備えて天日干し


ご主人:やはり雪の多さには驚きました。佐渡にいた頃とは比べ物にならない量で、物件探しの際に自然落下式屋根のこの家を勧めていただいて本当によかったです。

 

奥 様:新潟での生活も二年目になると地元の方のおっしゃっていた意味がよく理解できるようになってきました。こんなに春を待ち遠しく思うことなんて今までありませんでしたし、春を迎えるたびに景色や恵みが素晴らしく、とても嬉しく感じます。また、集落に新しい方が越してくると聞くと、やはり嬉しいですよね。


ご主人:地元の方から見れば、私たちはまだまだ『よそ者』と感じられているのかもしれませんが、私たちはここに移住することを決めてから地元の方々と同じように生活したいと考えています。行事や作業、なんでも同じように時間を共有することに意味があると思います。

田舎暮らしを希望される方にアドバイスをお願いします。

ご主人:当初、不便な生活を子どもたちには心配されました。田舎には都会にあるものはないのだと覚悟を持っていれば、百貨店やバスがないことも気になりません。自然に囲まれ、おいしい空気を当たり前にかんじること、これは『ない』生活ではなく『ある』生活だと私は考えています。きっと大丈夫です。

 

奥 様:テレビや雑誌が言うような良いことばかりではありません。それでも、身構える必要も自分を無理に変える必要もありません。自然体で受け入れて自分なりに楽しむことが大事だと思います。

自宅横の畑で集落の方とゴボウ作り

ちょうどこの日は重機で収穫中!


▼バックナンバー
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第3回「T様ご家族」(2011年冬) 第4回「N様」(2012年春)
第5回「S様ご夫婦」(2012年夏) 第6回「S様ご家族」(2012年秋)
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