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- 【田舎暮らし始めました♪】vol.11「K様の田舎暮らし体験談」
東京都から、新潟県上越市安塚区へ移住。 ※EM農法とは※ 微生物を米ぬかで培養させたものを田畑に蒔くのみで、 化学肥料や農薬を使用しない農法。 |
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田舎物件を購入したきっかけは、なんでしたか? | |
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定年を目前にして勤めていた会社が倒産したことをきっかけに本格的に田舎暮らしを検討し始めました。東京にいた頃から畑を借りてEM農法を行っていましたが、「いつか田んぼでもEM農法をしたい」と思っていたので、以降毎日インターネットや田舎暮らし情報の掲載された雑誌で物件を探しました。特にエリアを限定したわけではないのですが、新潟の物件は他県のものに比べると安価で広い農地が付いた物件が多かったですね。希望した条件だったので購入し、3月に引越し、雪解けから早速農作業に取り掛かりました。 |
左上:道路から撮影した冬のKさん宅 右上:自宅までの通り道にはざかけ 左下:自作した露天風呂 右下:秋に生えてくるキノコが楽しみ |
EM農法にこだわる理由をお聞かせください。 | |
せっかく田舎に移住したのだから健康的な暮らしをしなければ勿体ないですよね。私は、EM農法について山の環境をイメージしています。山に誰も肥料を撒いたりしませんよね?耕したり、農薬をあげることもないけれど、それでも毎年山菜などの恵みを頂ける。肥料や農薬を使用しなくても自然のもので作物はできるんです。もちろん、手間はかかります。田んぼは手植え・手刈り、畑のキャベツには毎日青虫がつきます。それでもEM農法にこだわったからこそ、私の田んぼには蛍・ドジョウ・メダカが戻ってきました。 私自身も、移住してきてから病気で病院に罹ったことがありません。私がEM農法にこだわる理由は、環境改善・保全されることで自身の健康にも繋がってくることを実感したからです。今後も肥料や農薬に頼るつもりはありませんね。 | |
農作業のない時期はどのように過ごしていますか? | |
安塚区の物産館に出荷するEM米
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以前は空いた時間に仕事もしていましたが、現在は農業に専念しています。今年ついに農家認定を受けることができたので、仮登記していた農地の所有権移転を行いました。きちんと自分の所有地になることは、とても嬉しいですね。 農作業以外にも様々なことに挑戦してきました。春は山菜採り、秋には自然薯掘りに出掛けます。今年は山菜や、EM農法で育てた野菜の販売所を設置しました。冬になれば除雪が日課です。公道から長く奥まった一軒家の我が家。毎日一時間かけて除雪機で道路の雪を飛ばします。周りの方から「大変だね」と言われますが、最初の二年はその作業も手作業でしたから楽になりましたね。雪の多さには驚きましたが、田舎暮らしをする喜びの方が大きかったですね。 家の裏が高台で眺めが良いので露天風呂を自作したこともあります。沸かすのに二時間かかり、いざ入ればすぐに冷めてしまい失敗…なんてことも楽しみながらです。 それから次のシーズンに向けて『EMのぼかし』400リットルを準備したり、HP作成にも挑戦中です。 |
田舎暮らしを希望される方にアドバイスをお願いします。 | |
平均寿命が延び続けている今、60歳でも70歳でも考え方を変えたり、努力をすればなんでも始められるものだと考えています。環境や生活を整えることで、痴呆や車椅子生活の老後を回避できればこんない素晴らしいことはありません。是非、健康的な田舎暮らしを一緒に楽しみましょう。 |
家の前の田んぼは毎年約4俵の収穫 『EMのぼかし』菌が酸っぱい匂いを出す |
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