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- 【田舎暮らし始めました♪】vol.17「W様の田舎暮らし体験談」
(左) 東京都から新潟県十日町市へ移住してきたW様ご家族。
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田舎暮らしを考え始めたきっかけは、なんでしたか? | |
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もともと田舎にこだわったわけではありませんでした。仕事や子育て、生活する上でのお金のこと等、私たちの暮らしを見つめ直した時「もっと小さな暮らしでもいいんじゃないか」と思うようになりました。収入が減っても豊かな自然に囲まれて穏やかに暮らしたい、都内のアパート暮らしではそれはできないだろうと。だから物件探しというよりも、より良い「暮らし方」を探していたんです。 そんな中、大地の芸術祭で十日町市を訪れた際に頂いたお米のおいしさを思い出し、田んぼ付の家で半農的な生活がしたいと思いました。インターネットで田んぼ付きの物件を探し、この物件と暮らしを購入しました。
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和室の畳を外して板張りにしたリビング。 活動を共にする学生や、友人が集まる。 座布団に座ると天井の高さが際立ちます。 移住してからすでに延べ200名以上の方が 次々に遊びに来ているそう。 |
希望の暮らしは実現しましたか? | |
思っていた以上の豊かさに驚きの毎日です。物件紹介には、「田んぼ付」だとか「眺望良好」等、オススメのポイントが書いてありますが、何よりも集落の中に入って共に暮らすことの喜びがこの家を購入して良かったと感じている点です。人や自然に支えられる今の暮らしは、お隣の方もわからないアパート暮らしの頃から想像もできませんでした。 念願の米作りは、田んぼの所有者である農家の方のところで研修させていただいています。国の支援である青年収納給付金も受給年数が限られているので、きちんと独立できるよう栽培方法だけでなく販売経営についても勉強の日々ですね。 また、今はまだ家庭菜園程度ですが畑も耕作しています。移住してきて間もない頃、荒地だった隣地に重機が入るようになり何か建てるのかな?と思っていたんですが、工事が終わると隣地を所有する方から「お前さん、畑やれ」とおっしゃって色々準備までして下さいました。こんなこと、この集落に来なければきっと有り得ないことで、恵まれていますよね。子どもたちを可愛がってもらったり、おすそわけをもらったり、日々の生活でも感謝しきれません。
そんな集落に何か恩返しができればと思い、以前の仕事の同僚や知り合った仲間を巻き込んで、少しずつではありますが集落の活性化に繋がる活動を始めたところです。開催されなくなっていた盆踊りの復活や、街の雪祭りでは学生がデザイン、集落の大工が作ったお神輿を皆で担いで楽しむなど、学校では教えてもらえない田舎集落の活動をこれからも継続していけたらいいですね。ただ、振り返ってみると集落の力になりたいと思って始めたことも、結局集落の方に助けていただいてばかりなのですが。集落の方々もこの活動を喜び、心から楽しんでいただけたら嬉しいですね。 | |
田舎暮らしを希望される方にアドバイスをお願いします。 | |
雪が解けてからは庭先に自作の即席テーブルを設置し、 三度の食事を楽しんでいるそう。 自作の簡易かまど(左下)でご飯を炊くと絶品!
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「なんとかなる!」で思いきりやった方がいいと思います。お試しからでも、なんでもいいと思うので暮らし方を変えたいという想いがあるなら突き進んでほしいです。 きっと物件紹介には掲載されていない想像を超える素晴らしさが見つかると思いますよ。何事も考え方次第!楽しんでください。 |
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